FC東京のキャプテンとしてチームを牽引する森重選手が、子どもの成長に関するあらゆる疑問に答える新コーナー。「子どもにどんな言葉を掛けたら?」「モチベーションを上げるには?」といった親御さんの悩みから、「緊張しないためには?」「ライバルに勝つには?」など、スポーツに取り組むお子さんからの質問に、森重選手が答えます!
1組目:小学生の兄弟(9歳・6歳)
質問1― 子どもの頃にサッカーをやって身についたことは?
回答:スポーツで培われるあいさつなどの礼儀の大切さ
僕がサッカーを始めたのは、6歳位からです。サッカーだけでなく、野球もやっていました。本格的にチームに入ったのは、小学校3年生の8歳からです。僕の指導者はサッカーだけでなく、礼儀作法について教えてくれました。ボールと靴をリュック入れて、小学校についたらスパイクに履き替えていたんですけど、「ちゃんと靴を揃えてなさい」とか、「親御さんやコーチにちゃんと挨拶をしなさい」と、細かく指導してくれました。
もちろん、サッカーを教わりに行くんですけど、それ以外の礼儀の部分、友達との関係など、サッカー以外の生活態度全般について指導していただいたんです。小学校の内からサッカーを通じて、礼儀作法に触れられて本当に良かったな、と今になって思います。
質問2― サッカーが上手になるために毎日するべきことは?
回答:自発的に行動して、工夫する力を養うこと
僕は子どもの頃、家に帰ったら真っ先にボールを持って外に出てサッカーをしていました。公園に行ってネットに向かってボールを蹴ったり、近所の駐車場にあるコンクリートの壁の狙ったところにボールを蹴ったり、電柱をドリブルで抜いてみたり……、とにかく毎日ボールを蹴る、触るということを1日も欠かさずやっていたと思います。自分でいろいろ考えて、工夫してボールと一緒に過ごしました。
関連記事
世界と戦うメンタル術の秘訣
酒井宏樹
野村雅之
越境スペシャル鼎談
「言う、言わない論争」に決着?
親と子の距離のリアル
オリンピアンから学ぶ、目的達成のための戦略思考
木村文子 × 鷲巣大輔
-後編-
前の記事
<後編>
【サッカー×水泳(アーティスティックスイミング)】
越境スペシャル鼎談
アスリート≠スーパーマン論 「不安があるから人は強くなれる!」
次の記事
「ボールを蹴った瞬間から学びは始まっている」
世界的ストライカーが重要視する幼少期の育み
ダビド・ビジャ