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体験リポート

遺伝子分析は人生に一度きりのもので、数値を変えることはできません。しかし分析結果から専門家のカウンセリングを受けることで、ケガの発症リスクを未然に防いだり、
未来への最適な道筋が見えてきます。

垣本さん一家の悩み

父:右近さん(44歳)

息子:ひいろくん(10歳)

家族でサッカーに打ち込む毎日
親子で抱えるカラダとケガの不安

「フットサルのカフリンガ東久留米、サッカーのFCフエンテ東久留米の代表兼選手としてプレーし、小学5年生の息子も毎日ボールを追いかけるサッカー一家です。
妻が栄養を考えて毎日試行錯誤しながら献立をつくってれていますが、息子のカラダが小さく、食が細いので悩んでいます。
僕も長くサッカーをプレーしてきた経験による知識はあるのですが、何が正解なのか暗中模索しています。
海外選手は肉、パスタを大量にとり野菜を食べなくてもカラダが大きい選手が多くいますが、人種の違いはもちろん日本には独自の食文化があり、どんな栄養素が必要なのかを知りたいです。
また僕は前十字靭帯損傷のケガを両足でしていることから、遺伝子を受け継いだ息子が同様にケガに見舞われないか不安に思っています」

検査した遺伝子解析項目は…

分析項目の詳細はコチラ
ATHLETE

遺伝子検査後のカウンセリング

理学療法士の見解

遺伝子分析では各項目において、お父さん、お子さんともにほぼ同様のスコアが判定されました。
お父さんはプレーヤーとして、過去に前十字靭帯損傷と太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)、脹脛(ふくらはぎ)の肉離れのケガをされたとのことですが、親子で筋損傷、靭帯損傷の高いスコアが出ており、息子さんもスポーツを続けると肉離れのリスクを伴います。
中高生から発症しやすいため、習慣的にストレッチすることも大事ですし、練習前にウォーミングアップすることが予防になります。また、疲労骨折でかなり高いスコアが出ています。
過度な練習が主な原因で、場所は足の甲の第二中足骨、脛の骨、内踝の他にも、腰椎の分離症も成長期に起こりやすいケガの一つです。
これからの結果を受け、継続サポートでは継続腿の裏の肉離れと、腰椎分離症を同時に予防することを目的としたジャックナイフストレッチなど、スポーツ障害のリスク予防を目的としたストレッチを幅広くオンラインでお伝えしてきたいと思います。遺伝子の結果は変えられませんが、能力を上げることはできるのか、分析結果をどう受け止めるかが今後重要となってきます。得意な持久力を伸ばして強みとするのか、瞬発系の弱み補っていくのか、現在の環境を鑑みてトレーニングを構築できればと思います。

公認栄養士の見解

お父さんは生活チェックでコレステロール値が高めと出ているようですが、練習後で夕食が遅い時間になりがちなので、練習前に食事を摂ることを心がけましょう。
どうしても食事が遅くなる場合は、肉料理を控えて魚中心にして、コレステロール値を下げるDHAやEPAなど筋疲労や疲労回復に効果が期待できるオメガ3脂肪酸が多く含まれる青魚などを食べると良いでしょう。
 お子さんは11歳で成長期目前です。成長期を長くするポイントは食事量を摂り続けることにあります。
成長ピークを早く終わらないように、しっかり量を食べることを習慣化させる必要があります。
まだ身長が低めとのことですが、成長期にジャンプするためにしゃがんでいる状態かもしれません。
成長期は骨密度が高まりやすいので、乳製品をしっかり摂り、骨の構成要素となるマグネシウムを含んだ大豆製品を1日1回は食べるとバランスが良いでしょう。疲労骨折の数値が高く出ており、給食の牛乳だけでは足りないかもしれません。朝と夜にコップ一杯の牛乳を飲むことを習慣化し、カルシウムを補うことで成長期前の段階では効果が高まると思います。
 鉄不足の解消として動物性のタンパク質が挙げられ、牛肉やレバー、マグロやカツオなどの赤身のお魚、あさりや牡蠣などの貝類にも多く含まれています。下半身を多く使用するサッカー選手は貧血になりやすいので、これらの食材を一日一回は取り入れたほうが良いです。食が細いとのことなので、まずは量を食べる練習をすることが大事だと思いますので、来る成長期に向けて一緒に取り組んでいけたらと思います。

カウンセリングを終えて…

親子でほぼ同様の遺伝子分析結果
息子には
本来の能力を発揮できる未来を歩ませたい

父:右近さん(44歳)

「ずっとサッカー・フットサルをプレーしてきて、自分が認識している体質とのギャップに驚きました。
ケガをしにくい体質だと思っていたら、遺伝子分析では筋損傷によるケガのリスクが高く、瞬発力で勝負してきたつもりが、持久系の適性が高いという結果が出ました。
もっと早い段階でこの傾向を知っていたら、別のポジションで、別の能力の発揮の仕方があったのかと思います。
 親子ですから、息子の遺伝子分析もほぼ同様の傾向値がでました。僕はフォワードとしてプレーしてきましたが、息子は筋線維組成が遅筋(収縮速度が遅いが疲労しにくい)で、持久力の数値が高く、ディフェンス・ボランチなど、瞬発系よりは持久力を活かしたポジションも今後は考えていきたいと思います。
また、専門家の方から成長過程に必要なエネルギー補給のカウンセリングを受け、自分がこれまで考えてきたことが合致し、今後の指針が見えてきました。
スポーツ選手はカラダが強く大きい方が優位性を保てると思うので、鉄不足の遺伝子結果も受け止め、明確になった課題を家族一緒になって努力していきたいと思います。
息子がこれからどう変わっていくのか本当に楽しみです!」

酒匂さん一家の悩み

父:紀史さん(45歳)

息子:暖くん(11歳)

突然訪れるかもしれない病気の不安
運動不足と食事の不摂生も改善したい

「自身の健康と将来の病気への不安がありました。
家族を支える立場として、突然訪れるかもしれない病気のリスク、それを遺伝子情報から事前に知ることができれば、予防につながる取り組みができるのではと思っていました。
また、日頃から運動をする機会が少ない反面、お酒を呑む量は増える一方で(苦笑)、体脂肪の増加も気になっています」

検査した遺伝子項目は…

分析項目の詳細はコチラ
HEALTH CARE

サッカーを頑張る息子のために
科学的で「適切な努力」を促したい 

「サッカーを頑張る息子の夢のプロセスを、できる限りサポートしたいと思っています。
親は心から応援しているつもりであっても、その後押しが子にとって本当に正解なのかはわかりません。
しかし、遺伝子分析という科学的なアプローチから息子の体質を理解できれば、より自信を持って応援できるのではないかと思いました。
スポーツ傷害のリスクを把握し、間違った努力ではなく、“適切な努力”を息子には促したい。
そう思って遺伝子検査&カウンセリングを受けることにしました」(父・紀史さん)

検査した遺伝子項目は…

分析項目の詳細はコチラ
ATHLETE

遺伝子検査後のカウンセリング

理学療法士の見解

⇒紀史さん(45歳)加齢とともに筋肉量が落ちる下半身から適度なトレーニングを

生活習慣の不安があるとのことですが、遺伝子分析結果から糖化(血糖)、体脂肪を含め全体的にリスクは低めであることが分かります。
ただし、目立ったのは血管・血圧が高くなりやすいことです。
健康診断で異常は出ていないとのことですが、動脈硬化や脳卒中の命にかかわるリスクにつながるので、変化を意識するべきところです。
普段運動していない方がいきなり無理な運動をすると、逆にカラダを痛めてしまったり、継続することも難しいことが多いと思います。
自分のカラダに合った運動を正しく行えるよう、実際にオンラインで映像をチェックしながら改善していきたいと思います。

⇒暖くん(11歳)遅筋が高く、将来的に持久力を強化しプレーの幅を広げましょう

スポーツ傷害のリスクについては、筋損傷、疲労骨折の数値がやや高めなので、中学生以降は注意する必要があります。
普段からストレッチに励み、肉離れが起こりやすい部位を理解し、違和感があれば入念にケアをすることで障害リスクを抑えることができます。
継続サポートでは、セルフケアとしてカラダの柔軟性を高めるためのストレッチを指導していきたいと思います。

公認栄養士の見解

⇒紀史さん(45歳)血管・血圧のリスク回避はアルコール量と3食バランスのとれた食事

遺伝子分析で血管・血圧のリスクが高めなことが分かりましたが、環境因子も大事な要素です。
食事に関してはコレステロールへの影響が出やすい結果が出ており、夕食のエネルギー摂取量が多いことがその一因である可能性があります。 食事量とお酒の両方が多いと、余分なエネルギーを脂肪として蓄えやすく、コレステロール値も上がりやすくなります。 3食のエネルギーバランスを整えるとともに、炭水化物、タンパク質、脂質の3つのバランスがとれた食事が大事です。継続して食事メニューのアドバイスをしていきますので、食生活を変えていきましょう。

⇒暖くん(11歳)先天的なスポーツ傷害のリスクを考慮して、成長期の今から栄養面で予防を!

疲労骨折のリスクが高めと出ていますが、骨密度が高まるのが12歳ごろですから、まさにこれから対策を立てることが効果的です。
骨の材料となるカルシウムをとるために乳製品を効率よく摂り、身長の伸びに合わせて筋肉が不足しがちになるので、バランスのよい食事を躊躇なく、たくさん食べることを心がけましょう。
やや高めの筋損傷については筋肉の素になるタンパク質を成長とともに多く摂取しなくてはいけません。
お肉中心の食事になりがちのようですので、魚や大豆、豆腐などいろんなおかずからタンパク質を摂取できるよう提案していきたいと思います。

カウンセリングを終えて…

良い意味で予想とのギャップが衝撃的
数字で確認できたことで対策ができる

父:紀史さん(45歳)

「想像していたイメージと遺伝子結果のスコアが違って衝撃でした。 息子の得意だと思ってた数値が低めで、苦手と思っていたところが逆の結果だったり、自己認識とのギャップは衝撃的でした。 正直、カウンセリングを受ける前はケガやスポーツ傷害のリスクなどに不安がありました。 遺伝子分析の数値だけだとマイナスの想像が先行し、「変化のできない正しい情報」を知る恐怖があったんです。 でもカウンセリングを受けたことで、息子はケガの可能性があることを踏まえた上で、入念なメンテナンスをすることでリケガの予防ができることが分かりました。 また、瞬発系が得意と思っていたら筋繊維は持久系に向いていて、将来的には持久力が武器になるかもしれない。 今はスピートで勝負していますが、それが通用しなくなった時、次の展開・対策が立てられるのはともて大きいです。 私に関しては体脂肪がつきやすいと思った遺伝子的にはそうではなく、健康診断では異常のない血圧のリスクが高く、イメージとは真逆の体質であることが分かりました。何も知らずに過ごすのと、リスク傾向を知った上で対策ができるのは大きな違いがあります。 カウンセリングのアドバイスを今後の生活に活かし、息子はより思い切ってサッカーを楽しんでもらい、私はエレベーターを使わずに階段を登ることから始めたいと思います(笑)」

後藤さん一家の悩み

母:優子さん・仮名(38歳)

息子:蒼くん・仮名(4歳)

仕事と子育ての両立で大忙し
自分の健康と向き合う時間も持てない……

「共働き世帯で、仕事と子育ての両立で忙しい毎日。
仕事のやりがいと子どもの成長を見守る毎日はとても充実しています。
でも最近、ストレスが溜まったり、疲れやすくなっています。
忙しい中でも、自分のカラダ(健康)に対して、体質から改善したいと思っていました」

検査した遺伝子解析プランは…

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AGING CARE

小さいうちから多様なスポーツ経験
どの競技が向いているのか知りたい

「子どもは小さいうちからたくさんのスポーツに触れた方がいいと思い、サッカー、ラグビー、スイミングをやっています。
小学校に入学したら、ある程度一つのスポーツに専念させたいと思っています。
体質からどんな競技が向いているかヒントになれば、今後の環境を用意していく幅も広がると思い、遺伝子検査に興味がありました」(母・優子さん)

検査した遺伝子解析プランは…

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ATHLETE

遺伝子検査後のカウンセリング

理学療法士の見解

⇒母:優子さん(38歳)耐性が強いにもかかわらず、ストレス・睡眠に懸念

メンタル・ストレスの数値が低く、耐性が強いことが分かります。
しかし事前のアンケートでは日頃からストレスを感じていらっしゃいます。
ストレスと上手につき合うには、自分なりのルーティーンワークを持つことが大切です。
また、体内時計に関する数字では睡眠が乱れやすい数値が出ています。
育児とリモートワークで部屋にこもりがちと思いますが、買い物や子どもの送り迎えの機会も活かし、適度な運動を心がけてください。
継続サポートでは心が乱れたときの効果的な深呼吸の方法や短時間で行なえる効果的なトレーニング方法について教えていきたいと思います。 

⇒息子:蒼くん(4歳)速筋、瞬発力が高く、ややケガのリスクあり

筋肉を構成する筋繊維組成は瞬間的に大きな力を出す速筋(陸上の短距離選手に多い)の割合がやや高めで、筋肉は疲れやすく持久系の運動はどちらかというと苦手という結果が出ました。
この傾向を知ることで、トレーニングに対するアプローチは変わってきます。
球技種目であれば瞬発力を活かしたポジションを意識し、それに適したトレーニングをアドバイスすることが可能です

公認栄養士の見解

⇒母:優子さん(38歳)しみ・そばかすのリスク予防は一日3食のビタミンC摂取がカギ!

しみ・そばかすのリスクがやや高めです。
直射日光に当たらないようにする外的なケアを前提として、食事面ではビタミンCなどの抗酸化作用のある栄養素を摂ることが大事です。
仕事や育児で忙しい毎日のようですね。家族には用意しても、ご自身の食事には野菜や果物がほとんどとれていません。
一般的に野菜の摂取量は一日350gで、量が必要になりますが、ビタミンCは身体の中に留まっておくことができないので、朝昼夕とわけて摂ることが大事です。
手軽に摂れるプチトマトなどの生野菜や、果物を意識して取り入れていくようにしましょう。

⇒息子:蒼くん(4歳)4歳から必要な食事量をとれるように楽しく取り組んでいきましょう

成長期のお子さんは特に鉄分が必要で、鉄不足により貧血を起こすことが考えられます。
蒼君は貧血のリスク高いという結果でした。身長が年に5㎝以上伸びる成長期にはいると、子どもの身体はさらに筋肉や血液を作るためにさらに鉄分が多く必要になります。
だからといって鉄分だけを補ってもエネルギー自体が不足すると貧血は解消できないので、幼児期から様々な食経験を積みながら、成長にも必要な食事量をとれるように楽しく取り組んでいきましょう。

カウンセリングを終えて…

スポーツ傷害のリスクを知ることで
幼い頃から食事、運動に心を配っていきたい

母:優子さん(38歳)

「日常生活の中でストレスを感じることが多かったのですが、遺伝子検査上ではストレス耐性が高いことがわかり、 大変驚きました。先生からは、油断は禁物というお話もいただき、日々の生活の中でアドバイスをいただいた適度な運動や睡眠を心がけていきたいと思いました。 日中、自分の時間を取ることが難しいのですが、いただいたアドバイスを基に、できることから対策をしていこうと思います。 4歳の息子は、現在さまざまなスポーツをやらせていますが、今回のカウンセリングで球技系のスポーツが向いているとアドバイスをいただき、今後習い事を絞っていく時に参考にさせていただこうと思います。 将来的にスポーツ障害のリスクが高いとのご指摘もいただいたので、幼い頃からトレーニングや食事には心を配り、スポーツ障害を未然に防ぐよう努めていきたと思います」