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【♯01】古野俊幸│バドミントン元日本代表 潮田玲子さんが教えてくれた
「弱みを受け入れる」ということ<前編>

個々の性格診断から人間関係を科学的に分析し、最適な組織編成・開発に応用する『FFS理論』にて、数多の組織・人材の活性化を支援してきた古野俊幸氏。この理論をベースに人気漫画の登場人物を題材に解説した「宇宙兄弟とFFS理論が教えてくれる あなたの知らないあなたの強み」に続き、4月には「勉強の型」を指南する『ドラゴン桜とFFS理論が教えてくれる あなたが伸びる学び型』を上梓した。企業だけでなくプロ、大学スポーツの組織編成も支援してきたエキスパートが、FFS理論をベースにスポーツから日常に応用できる自己分析、チーム編成の考え方を連載形式でお届けする。

 

 初めまして。今月から連載をスタートさせていただきます古野です。

 私は現在ヒューマンロジック研究所の代表取締役として、組織最適編成理論である「FFS理論」をベースにして、多くの企業の組織・人材の活性化を支援しています。

 昨年、漫画「宇宙兄弟」とコラボして、「宇宙兄弟とFFS理論が教えてくれる あなたの知らない あなたの強み」を上梓させていただきました。そこからご縁が広がり、今回のBiz Festaで元バドミントン日本代表の潮田玲子さんと対談させていただきました。第一回目は対談のレビューをしてみたいと思います。

 

第一因子は「受容性」、第二因子は「保全性」

 

 まず、対談のタイトルは「個性を引き出す自己分析」でした。

 4月に多くの企業では新入社員を迎え入れます。諸先輩たちは、『どんな若者が来るんだ』『どのように育ててあげようか』と思っている頃でしょう。

企業側人事のスタンスとしては、自己理解が出来ている人材を求めています。そのために客観的な自己分析をおこなっておいて欲しいのです。そもそも、それが『本人の立ち位置』になるからです。

 

 では、世界のトップレベルとして活躍されていた潮田さんは自己分析をどのように考えていたのでしょうか?

 潮田さん 自己分析について、自分に自信が持てていない人は、なかなか「私はこうです」と言えないんじゃないですか? だから迷うと思います。

と言いつつも、「強みは当然にしろ、弱みを知っている人」の方が私は信じられると思います。

 

 そんな潮田さんに、ご自身の性格を聞いてみました。

潮田さん 私はめちゃくちゃ扱いやすい人だと思います(笑)。されたら嫌だなぁと思うことは、人にしません。例えば、〝何を考えているかわからない人〟がいると、どんな人だろうと憶測するのが嫌なんです。だから、私はまず100%自己開示します。だから、誰とでも、すぐに打ち解けられると思います。

 

 今回初めてお会いしました(リモートですが)が、気さくで話がしやすいという印象でした。

 今回の企画に沿って、事前にFFS診断を受けていただきました。

 潮田さんは、受容性が第一因子で、次いで保全性でした。分析すると『環境変化に柔軟に対応でき、周囲の人に対して面倒見がよく、体系的に積み上げつつ、枠組みを広げていく』となります。

 

 診断結果について、聞いてみました。

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