自身の引きこもり経験克服を機に独自のコーチングメソッドを開発し、多数の企業経営者、アスリートなどのカウンセリングを務める中島輝氏。ベストセラー『自己肯定感の教科書』の著者であり、“自己肯定感の第一人者”として注目を集める人気カウンセラーが、社会で生き抜くために必要な実践的な技術を連載形式でお届けする。
写真/川しまゆうこ
メンバーの心理状態別に4つの方向性で言葉を選ぶ
しかし、なかには「7つもポイントがあるの……?」と不安に思った人もいるかもしれません。たしかに、声かけをするときに、「この言葉は7つのポイントに合ってるかな……」「NGじゃないかな……」と考えていては、混乱してしまうかもしれません。
だったら、もう少しポイントを絞りましょう。そうするために、再び先のメンタルステート図の出番です。
【ミハイ・チクセントミハイのメンタルステート図】
ポジティブ(「覚醒」「フロー」「コントロール」「リラックス」)、ネガティブ(「不安」「心配」「無感動」「退屈」)それぞれ4つの心理状態は、先の7つのポイントとNG項目の関係と同じように、じつは対極の関係にあります。不安に対してリラックス、心配に対してコントロール、無感動に対してフロー、退屈に対して覚醒という具合です。
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