スペイン代表歴代最多得点の記録を持ち、日本のヴィッセル神戸でもプレーしたダビド・ビジャ。引退後は世界で展開されているサッカーアカデミー「DV7」を主宰している。世界の最前線で戦ってきた稀代のストライカーは、なぜ育成に心血を注いでいるのか? ビジャが考える「スポーツが育むチカラ」とは?(※2020年10月に収録)
逆境は必ず訪れるものであり、乗り越えなければならないこと
──スポーツが育む人間性の成長についての考えを聞かせていただきたいと思います。
「クラブのアカデミーに所属するほとんどの選手はプロになれません。プロになれるのはほんの一握り。とても厳しい現実があります。だからこそ、アカデミーのプロセスのなかある教えがとても大切なのです。サッカーを教えるということ以上に、サッカーを通じての教育や、人生の学び方、仲間意識、競争を教えることがとても大切なのだと思っています。なぜなら、繰り返しになりますが、全員がプロになれるわけではないからです。私が『DV7 SOCCER ACADEMY』で子ども達に期待していることは、プロになってほしいということ以上に、このアカデミーでスポーツを通じ様々なことを経験し学んでほしいということなんです」
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